MENU

老後の暮らしを支える心構え

年齢を重ねると、これから先の暮らしにあれこれ思いを巡らせる方が多いのではないでしょうか。私自身、昔は「なんとかなるだろう」と思っていた部分もありましたが、いざ60代を迎えてみると、身近な友人との雑談ひとつでも老後の話題が増えたと感じています。そこで大切になるのが、「どうすれば不安を少なくして、暮らしを豊かにできるだろう」という視点です。長い人生を考えるうえで、お金のことや健康管理、人とのかかわり、そして住まいの選び方がいろいろな意味で土台となります。現在のところ生活に困っていなくても、「もし体力が落ちたり、予想外の出費が重なったらどうしよう」と心配が募るかもしれません。だからこそ、早めに備えを始めるに越したことはありませんよね。

とはいえ、大掛かりな準備には気後れする方もいらっしゃるでしょう。実のところ、どこから着手すればいいか悩んだり、ローンや年金などの専門用語が増えると、頭が混乱してしまうこともあると思います。だけど、「一歩ずつ、着実に情報を集めて計画を立てる」という姿勢が、この先の安心感につながるんじゃないでしょうか。しかも、やるべきことを洗い出しておくと、気持ちが落ち着いていくと私は思います。そこで今回は、夫婦で住まいを考えるときのポイントから、一人暮らしに向けた注意点、そして老後に向けた不安の和らげ方などを順番にお伝えしてみます。

目次

夫婦での住まい選びのポイント

定年後に夫婦そろって過ごす時間が増えると、住まいの大小や場所は暮らしやすさに大きく影響するかもしれませんね。現役のうちは駅近や便利さを最優先にしがちでしたが、退職後を考えると病院やスーパー、友人宅などへのアクセスを大切にしたいと感じる方も多いようです。ある近所の先輩ご夫婦は、65歳を機に駅から少し離れた住宅街へ引っ越しました。理由をうかがうと、「これからは勤務先ではなく、体調が悪いときにすぐに通えるクリニックや、食料品店の使いやすさを優先したかった」ということでした。こうした場面を目の当たりにすると、退職後の視点って本当に大事だと思うんです。だから、あるいは皆さんも「生活の中心はどこに置くか」を考えてみるのがいいのではないでしょうか。

それに加えて、今の収入や将来の年金額を想定して、家賃あるいはローンの支払いが無理なく収まる額か検証しておくことも肝心です。貸し出しの住宅だと家賃が収入の30%を超えない範囲が理想的とよく聞きます。とはいえ、おしゃれな部屋に惹かれたり、広い庭に心が揺さぶられたりすることもあるでしょう。ただ、わりにお金のかかる物件を選ぶと、毎月の支払いが地味に家計を圧迫するかもしれません。そこは、互いの希望をほどよく折り合いながら、これから長く暮らしを楽しむうえで優先すべきものは何かを整理してみてください。

自宅選びと将来設計

夫婦2人で住む家を決めるとき、間取りや部屋数をどうするかは大きなテーマではないでしょうか。今はまだ元気だとしても、10年後や20年後を見越して、少し広めにしておきたいと考えるかもしれません。とはいえ、一方で管理費や固定資産税の把握も必要ですし、税金の支払いはもちろん修繕費用なども意外にかかるので、考慮することが多いですね。ある友達夫婦は、広い一軒家からコンパクトなマンションへ住み替える際、「将来ふたりだけなら、むしろ身軽なほうが動きやすい」と言っていました。だから、今後の生活のしかたや、必要になりそうなバリアフリー化のしやすさなども含めて検討しておくと後悔しにくいでしょう。

また、老後資金のために少しずつ貯蓄を心がけたいけれど家のローンに手がまわらない、といったケースもないとはいえません。だからこそ、まだ働けるうちに繰り上げ返済をしつつ、併せて投資信託や積立貯金にも回すなど、複数のやり方を探る方が増えているみたいです。実際に私の知人などは、「毎月のやりくりが大変になりそうなときこそ、逆に先取りで老後のために積み立てしているんだよ」と笑っていました。無理のない範囲で、今からできることは多いという意味でしょう。

一人暮らしを選ぶときの注意点

60代でひとり暮らしをスタートする場面は思いのほか多いかもしれません。私の友人のひとりは、以前からずっと「自分のペースで過ごしたい」と言っており、60歳で単身用マンションを借りて嬉々として暮らしています。だけど「昼は静かで快適だけど、夜間の雰囲気や防犯面が多少気になる」というようにも話していました。だから、まず重視したいのが安心して動ける地域かどうかでしょう。

資金面では、家賃以外にも管理費と光熱費を合わせて考えると、案外負担が増えるときがあります。さらに、ブレーカー容量やガスの種類によっても光熱費が大きく変わるらしいので注意したいですよね。特にプロパンガスは都市ガスより割高という話を耳にされた方もおられるでしょう。初期段階でしっかり調べておくと、「こんな料金がかかるなんて想定外だった」というミスが減ります。それこそ、実際に暮らし始めてから頭が痛くなるのは避けたいところです。

物件内見時のチェック項目

いざ物件を見学するときは、やはりいろいろ見逃しがちではないでしょうか。私の場合、暗くなった時間帯に様子を見ておけば良かったと後悔したことがありました。夜になると街灯が少なく、“ちょっと歩くのが怖い”という雰囲気だったんですよ。だから、昼間に下見するだけでなく、実際に夜の風景や静寂具合を確かめておくと安心感が違いますよね。そこで活用しやすいように、下記のような表を用意すると整理しやすいと思います。

チェック項目確認内容メモ
昼夜の治安・街灯夜間の雰囲気を実際に目で確かめるどれだけ明るいか把握
ガスの種類やブレーカー都市ガスかプロパンガスか光熱費が左右される
防音性(建物の構造など)鉄筋コンクリート造などか音のトラブルを緩和
共用部分の管理状況ゴミ捨て場や清掃状況住民マナーを推測

こうしたポイントを押さえれば、大きな失敗は減るのではないでしょうか。ただし、完全に後悔ゼロというのは難しいものの、入居前にできるだけ多くの要素を確認しておくことで、そのあと落ち着いて暮らせる確率が随分高まると思いますよ。

老後に向けて心配を減らす方法

年金暮らしの方や、今でも少しずつ働いている方など、人それぞれ事情は違うかもしれません。けれども、いずれにしても老後の資金と健康が大事だと多くの方は感じていらっしゃるでしょう。とくに医療費や介護が必要になったときの費用は、どのタイミングで発生するか予想がつかないから厄介ですよね。だからこそ、最初に老後にかかる生活費や予備資金をざっくりと計算して、年金額や貯蓄などとのつり合いを考えてみましょう。たとえば、私の場合は「万一の医療費が足りないと心配だから、少し働き続けようかな」と考えるきっかけになりました。

また、健康を維持するために普段から運動や食生活を整えることはもちろん、いざ病院に通わなくてはならないときに近場へサッと行けるよう住まいとの距離も意識すると負担が少ないです。最近、近所でウォーキングサークルの集まりに顔を出してみたのですが、想像以上にみなさん元気で楽しそうにおしゃべりしていらっしゃいました。こうしたコミュニティに参加することで、一緒に運動の習慣をつくり、万が一のときでも「どこかに相談できる仲間がいる」と思えるのは心強いですよね。

経済と健康のバランス

家計と体調、どちらもバランスよく管理するのはなかなか難しいものです。でも、「体調さえ良ければ長く働けるし、お金の不安も減らせる」と考える方も、けっこうたくさんいて励まされます。私のひとり暮らしの友人もパートを続けることで、少なからず収入を確保しつつ目標金額を貯めています。「そんなにいっぱい働かなくても、気力と体力に合わせて週3日程度ならできるし、友達もできるから助かるね」と彼は言っていました。たまに疲れがたまったときは、しっかり休みを入れるなど柔軟に調整できるなら、なかなか良い選択ではないでしょうか。

とはいえ、お金のやりくりの面だけでなく、気持ちの面でも新しいことに挑戦すると脳の活性化につながるとも言われています。特に60代で始める趣味や副業なんて、想像以上にやりがいがあるかもしれません。生き生きと日々を過ごしていると、思わぬトラブルが起こっても乗り越えやすくなると実感しています。まさに、日々少しずつ計画を見直しながら調整し続けることが、長い老後を豊かに楽しむコツなのかもしれません。みなさんにもぜひ、ご自身に合ったペースで暮らしと健康、お金の見通しを総合的に考えていただきたいところです。

いつまでも年齢を理由にあきらめないで、明るい気持ちで老後を見据えていきましょう。小さな行動や取り組みでも、やがて大きな安心につながるんじゃないかと私は信じています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次